枝毛・切れ毛が増える理由と対策(生活習慣まで解説)

髪の毛先が白く分かれていたり、触るとザラザラする…。

そんな「枝毛・切れ毛」が気になると、

髪全体のツヤが失われて見え、スタイリングも決まりにくくなります。

「最近、枝毛が増えた気がする」

「毛先だけじゃなく中間にも切れ毛が出てきた」

このように感じる場合、

単に“髪が傷んでいるだけ”ではなく、

日常の習慣やケア方法が原因になっている可能性があります。

この記事では、枝毛・切れ毛が増える理由を専門的にわかりやすく解説しながら、

今日からできる対策・生活習慣の改善まで

女性向けにやさしくまとめています。

自分の髪を労わりながら、健康的でツヤのある髪を取り戻していきましょう。

枝毛・切れ毛が増える理由とは?

枝毛や切れ毛ができる仕組みを知ることで、

日常のどこに原因があるのか見えてきます。

枝毛・切れ毛は、髪の一番外側にある

キューティクル(保護の膜)が剥がれ、髪内部が露出することで発生 します。

そのため、原因は大きく分けて次の3つです。

  • 物理的ダメージ(摩擦・引っ張り・熱)
  • 化学的ダメージ(カラー・パーマ・縮毛矯正)
  • 生活習慣によるダメージ(睡眠・栄養・水分不足など)

以下では、それぞれをわかりやすく解説します。

1. 物理的ダメージによる枝毛・切れ毛

日常のなかで最も起きやすいダメージが「摩擦」です。

タオルでゴシゴシ拭く

濡れた髪はキューティクルが柔らかく、

摩擦にとても弱い状態です。

タオルで激しくこすったり、

お風呂後に髪を乱暴に扱うと、

枝毛・切れ毛が一気に進行します。

濡れたまま寝る・束ねる

水分を含んだ髪はキューティクルが開いており、

枕との摩擦でダメージが大きくなります。

また、濡れた状態で髪を結ぶと、

  • ゴムの摩擦
  • 引っ張りによる負担

によって切れ毛が増えます。

ブラッシングのやりすぎ

とかす回数が多いほど摩擦が増え、

キューティクルが剥がれやすくなります。

特に、濡れた髪を硬いブラシで無理にとかす行為はNGです。

アイロン・コテの熱ダメージ

高温のアイロンは髪内部のタンパク質を変性させ、

髪を硬く乾燥させ、切れ毛の原因になります。

180度以上の設定で毎日巻く習慣がある場合は、

ほぼ確実にダメージが蓄積しています。

2. 化学的ダメージによる枝毛・切れ毛

美容院の施術によっても、

髪に大きな負担がかかることがあります。

カラー・ブリーチ

ブリーチやハイトーンカラーはキューティクルを開かせ、

髪の内部の栄養まで流れ出してしまいます。

内部がスカスカになることで、

髪が耐えられる力が弱くなり、

少しの摩擦でも枝毛ができやすくなります。

パーマ・縮毛矯正

薬剤によって髪の結合を変える施術は、

内部の構造に強い負担を与えます。

仕上がりはきれいでも、

ホームケアを怠ると数週間後に

急に枝毛が増えることもあります。

3. 生活習慣による枝毛・切れ毛

髪は“身体の状態”が正直に出るパーツです。

睡眠不足

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、

髪の修復にも大きく関わっています。

睡眠不足が続くと、髪の再生が追いつかず、

傷みやすい髪になってしまいます。

栄養不足

髪の主成分はケラチンというタンパク質です。

不足すると、

  • 髪が細くなる
  • ハリ・コシがなくなる
  • 切れ毛が増える

などの変化が起こりやすくなります。

特に不足しやすい栄養素は、

  • タンパク質
  • 鉄分
  • ビタミンB群
  • 亜鉛

です。

ストレスによる血行不良

ストレスは血行を悪くし、

髪に届く栄養が減少します。

血行が悪くなると、髪の成長スピードが落ち、

丈夫な髪が育たなくなります。

枝毛・切れ毛を防ぐためのホームケア方法

原因を理解したうえで、

今日からできる対策方法を紹介します。

1. シャンプー・トリートメントを見直す

ヘアケアの土台は、毎日使うシャンプーとトリートメントです。

洗浄力が優しい“アミノ酸系”を選ぶ

髪の水分を守りながら洗えるため、

ダメージが進みにくくなります。

成分例:

  • ココイルグルタミン酸Na
  • ラウロイルメチルアラニンNa

内部補修成分が入ったトリートメントを選ぶ

枝毛・切れ毛が気になる髪には、

内部から補修する成分が必須です。

おすすめ成分:

  • 加水分解ケラチン
  • 加水分解コラーゲン
  • セラミド
  • シルクプロテイン

表面だけをコーティングするタイプより、

髪内部の栄養を補うほうが効果的です。

2. 正しいタオルドライで摩擦を減らす

タオルドライを見直すだけで、

枝毛・切れ毛の予防効果は大きく変わります。

ポイントは以下のとおりです。

  • こすらない
  • 軽く押し当てる
  • 吸水性の高いタオルを使う
  • バスタオルを小刻みに押し当てるだけでOK

特に髪が長い人は、

マイクロファイバータオルに変えるだけで

乾かす時間が短縮され、摩擦も減らせます。

3. ドライヤーは“根元から先”に乾かす

髪は根元から乾かすのが正解です。

根元が乾いてから毛先を仕上げる

根元が濡れたままだと、

毛先までずっと湿気が移り、

乾き方が不均一になります。

温度は中温でOK

高温すぎると髪内部のタンパク質が硬くなり、

切れ毛の原因になります。

ドライヤーは、

  • 温風で7〜8割乾かす
  • 仕上げに冷風で引き締める

という手順が理想です。

4. ヘアオイル・ミルクで保湿を徹底する

枝毛・切れ毛の多くは“乾燥”が原因です。

乾燥対策に効果的なアイテムは、

  • ヘアミルク(内部に水分を届ける)
  • ヘアオイル(外側をコーティングして水分を逃がさない)

この2つを組み合わせると、

乾燥に負けない髪質になりやすいです。

毛先を中心に、

日常的に保湿ケアを取り入れましょう。

5. ブラッシングは“優しく・最小限”に

髪をとかすときは、

  • 目の粗いコームを使う
  • 毛先→中間→根元の順にほぐす
  • 無理に引っ張らない

この3つを守ると、

摩擦と引っ張りダメージがぐっと減ります。

6. アイロン・コテは“温度と頻度”を下げる

熱ダメージは枝毛の最大の原因です。

おすすめの対策は、

  • 温度は140〜150℃前後
  • 毎日は使わない
  • 使用前に必ずヒートプロテクト剤をつける

これだけでも髪の負担は大きく軽減できます。

7. 生活習慣を整えて“内側から強い髪を作る”

外側からのケアだけでは限界があります。

強い髪を作るためには、

生活習慣もとても大切。

睡眠をしっかりとる

寝る時間を1時間早めるだけでも、

髪の修復は進みやすくなります。

タンパク質中心の食事にする

髪の主成分であるタンパク質は、

肉・魚・卵・豆類に多く含まれています。

鉄・亜鉛・ビタミンの摂取

髪の成長に欠かせない栄養素です。

ストレスを溜めない工夫をする

軽い運動・深呼吸・趣味の時間など、

リラックス習慣が髪にも良い影響を与えます。

まとめ:正しいケアと生活習慣で枝毛・切れ毛は必ず減らせる

枝毛・切れ毛は、

日常の積み重ねで改善していける髪の悩みです。

大切なのは、

  • 摩擦を減らす
  • 洗浄を優しくする
  • 水分と補修を意識してケアする
  • 生活習慣を整える

この4つを丁寧に続けること。

髪は少しの変化で応えてくれる、

とても正直なパーツです。

今日からできるケアを積み重ねて、

枝毛のないツヤ髪を目指していきましょう。

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