髪が乾燥する5つの原因|シャンプーが合わないサインとは
「最近、髪がパサつく…」
「指通りが悪くて広がる」「ツヤが戻らない」
そんな髪の悩みは、年齢問わず多くの女性が経験するもの。
髪が乾燥するのは、単に“ケア不足”ではなく
生活習慣・環境・シャンプーの相性など、いくつもの原因が複雑に重なって起きる状態です。
そして意外と多いのが、
“シャンプーが合っていないことによる乾燥”。
この記事では、
- 髪が乾燥する5つの主な原因
- シャンプーが合っていないときのサイン
- 今日からできる乾燥対策
を美容専門誌レベルでわかりやすく解説します。
髪の乾燥が気になり始めた人、
ケアしているのに改善しない人は、ぜひ参考にしてください。
髪が乾燥する主な原因は5つだけ
髪の乾燥は複雑に見えて、
ほぼこの5つに集約されます。
1. シャンプーが強すぎる(洗浄力オーバー)
最も多い乾燥原因がこれです。
市販のシャンプーに多い
「高級アルコール系」と呼ばれる洗浄成分は、汚れだけでなく
髪と頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。
皮脂を落としすぎると、
- 髪が乾燥してキシキシする
- 頭皮がつっぱる
- トリートメントが効きにくくなる
といった不調が出やすくなります。
特に…
- 夕方になると頭皮がかゆい
- シャンプー後に頭皮が突っ張る
- 髪が乾いた後に広がる
これらは“洗いすぎ”が原因になっていることが多いです。
2. ドライヤーの乾かしすぎ・熱ダメージ
髪は熱に弱く、
- 高温ドライヤー
- コテ・アイロン
- 同じ場所に当て続ける
これらはキューティクルを傷つけ、
髪内部の水分が逃げる原因に。
乾かし方が間違っているだけで、
毎日少しずつ乾燥が進んでしまいます。
特に…
- ドライヤーを近づけすぎている
- 仕上げの冷風を使っていない
- アイロンの温度が180℃以上
これらは乾燥を加速させます。
3. 紫外線・エアコン・外気による環境ダメージ
髪は肌よりも紫外線ダメージを受けやすく、
UVを浴びるとキューティクルが開き、乾燥しやすくなります。
また、
- 冬の乾燥した外気
- 夏の冷房の風
- 暑さによる汗と摩擦
これらも髪にとっては大きな負担。
「季節の変わり目に急に髪が広がる」のは
環境ダメージの典型例です。
4. カラーやパーマによる薬剤ダメージ
カラーやブリーチ、パーマは
どうしても髪内部のタンパク質を流出させます。
特に…
- ブリーチ経験がある
- 月1ペースでカラーしている
- ホームカラーをしている
こういった人は、
表面をケアするだけでは乾燥は治りにくいです。
髪の内部(コルテックス)がスカスカになり、
“乾燥しやすく、広がりやすい髪質”に変化してしまいます。
5. 生活習慣や栄養不足(インナーケアの問題)
髪はケラチンというタンパク質からできています。
つまり、
- 栄養不足
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
これらがあると、
髪そのものの“潤う力”が弱くなります。
特に不足しやすいのは、
- たんぱく質
- ビタミンB群
- 亜鉛
- 鉄分
髪質の乱れが続くときは、
内側のケアも視野に入れましょう。
シャンプーが合わないときのサインとは?
乾燥の原因として特に見逃されがちなのが
“シャンプーとの相性の悪さ”です。
合っていないシャンプーを使っていると、
以下のようなサインが出ます。
1. 髪が乾いた後にパサつく・広がる
シャンプー後はサラサラなのに、
乾くと広がるのは典型的な“洗浄しすぎ”サイン。
必要な油分が落ちてしまい、
保湿が追いついていない状態です。
2. 頭皮がつっぱる・かゆい・フケが出る
頭皮が乾燥すると皮脂のバランスが崩れ、
簡単に炎症が起きます。
- かゆみ
- フケ
- チクチク感
といった症状が出たらシャンプー変更のタイミングです。
3. トリートメントの効果を感じにくい
どれだけ良いトリートメントを使っても、
シャンプーが強すぎると潤いが定着しません。
- 毎日ケアしているのに髪が潤わない
- オイルをたっぷり使っても広がる
これは“根本が合っていない”証拠です。
4. 髪が細くなった気がする・絡まりやすい
髪が必要以上に脱脂されると、
柔らかくなりすぎて頼りない質感になります。
- 髪が絡まる
- まとまらない
- 切れ毛が増える
こうした変化もシャンプーの見直しポイント。
5. 香りが強すぎて頭皮が疲れる感じがする
意外に多いのが“香料と頭皮の相性”問題。
香りが強すぎると、
- 頭皮がストレスを受ける
- かゆみにつながる
- 乾燥しやすくなる
など、実は影響が大きいです。
心地よい香りかどうかも、
長く使う上では大切な判断基準です。
乾燥を防ぐための今日からできる対策
髪の乾燥は、
原因を取り除けば驚くほど改善します。
ここでは、初心者でも取り入れやすい
実践的な対策を紹介します。
1. シャンプーを見直す(最優先)
乾燥が気になる人におすすめなのは以下のタイプ。
- アミノ酸系シャンプー
- 保湿力の高いシャンプー
- スカルプケア系ではなく“髪質改善系”
- 美容室専売品
特にアミノ酸系は洗浄力がやさしく、
乾燥髪との相性が良いです。
2. 髪の乾かし方を改善する
- タオルでゴシゴシしない
- 根元から乾かす
- 髪に近づけすぎない
- 最後に必ず冷風
たったこれだけでも乾燥は軽減します。
3. ヘアオイルは“乾かす前”に必ず使う
ヘアオイルは
“乾かす前につける=髪のバリア”になります。
乾燥髪の人は、
- 乾かす前 → オイル
- 仕上げ → オイル少量またはクリーム
この2段使いが最も効果的。
4. 紫外線対策をする(UVスプレー・帽子)
顔や肌だけでなく、髪もUVダメージを受けます。
外出前にUVスプレーを軽くひと吹きするだけで
乾燥の進行を防げます。
5. 内側のケアも取り入れる
- たんぱく質
- ビタミンB群
- 鉄分
- 水分補給
これらを意識すると、
髪が生まれ変わるスピードが上がります。
まとめ:乾燥髪は“原因に合ったケア”をすれば必ず変わる
髪が乾燥する理由はさまざまですが、
ほとんどは日常生活とシャンプーの組み合わせが原因です。
特に、
- 洗浄力が強い
- 自分の髪質に合っていない
- 乾かし方が正しくない
といった“基本部分”を変えるだけで、
髪の状態は劇的に改善します。
乾燥を防ぐポイントは…
- 原因を知る
- シャンプーを見直す
- 熱ダメージを避ける
- 保湿を習慣にする
- 内側のケアも意識する
あなたの髪は、正しいケアをすれば
必ずツヤと潤いを取り戻します。
「パサつきが気になる」「広がりが止まらない」
そんな悩みを感じたら、今日から少しずつ
乾燥しない髪づくりを始めてみてください。

